日语新起点-第三册-上
Unit 1
01:秋の読書ほど楽しいことはない。
アナウンス:新幹線をご利用いただきまして、ありがとうございます。間もなく、16番線にのぞみ10号が到着いたします。黄色い線の内側までお下がりください。
ハム:見送りに来てくださり、ありがとうございます!皆さんとは、不思議なほどすぐ仲良くなれて、この1か月、とっても楽しかったです。兎ちゃん、小説出版したら教えてね!一刻も早く読んでみたいので。象君、これからもSMChatしましょうね!
兎:ぜひぜひ。
象:もちろんです。
猫:ハム、気を付けてね。じゃ、元気で。
ハム:うん!お姉ちゃんも!元気でね。
豚:(跑过来)ハムちゃーん!はい、これ、グリーン券。
ハム:え?!いいんですか。
豚:いいよ、いいよ!俺は新幹線に乗る時はグリーン車って決めてるんだ。座席が広くて、ゆったりしてるからね。まあ、飛行機は当然ファーストクラスなんだけど。ハムちゃん、グリーン車で快適に過ごしてね。可愛いハムちゃんがいなくなるなんて寂しいよ。また会おうね!美味しい物食べに連れてってあげる。
ハム:(接过绿车券)ありがたくいただきます。また会える日を心待ちにしています。
犬:(匆忙跑过来)よかった!間に合った!ハム、はい、数量限定の焼肉弁当!ハムに新幹線の中で食べてもらおうと思って、並んで買ってきたんです。
ハム:わあ、嬉しい!あとでいただきますね。(笑而露齿)犬さん、頑張ってくださいね!応援してます。
犬:(害羞)あっ、はい!ありがとうございます。頑張ります。
猫:犬さん、ハムのためにわざわざありがとうございます。
犬:(害羞)そんな……ほんの気持ちです。
アナウンス:のぞみ10号、間もなく発車いたします。
ハム:あ、もう行かなきゃ。皆さん、本当に、ありがとうございました!暖かくなったら、また遊びに来ます!お姉ちゃんをよろしく!またね!
皆:(挥手)バイバイ!またね!
犬:(自言自语)ハムも応援してくれてるし、今年こそ、猫さんと!
「画外音:その日は冬とは思えないほど暖かいそよ風が吹いていました。まるで皆さんの友情と犬の恋心を見守っているかのようでした。」
02:私も全くその通りだと思います。
<早起きは三文の徳>
日本には「早起きは三文の徳」ということわざがあります。これは、文字通り、早起きすれば三文の徳が得られるということです。文は昔のお金の単位で、三文は今だとだいたい100円くらいの金額だそうです。その金額から分かるように、本来は「ちょっとした得」を表すようですが、「塵も積もれば山となる」と言うように、毎日早起きすればきっとよりよい人生が送れることでしょう。
早起きには、大きなメリットが二つあります。
まず、健康的な一日を生み出せることです。早起きした日は、時間に余裕ができ、心にもゆとりが生まれます。すると、朝食を諦めることもなくなるし、早起きした分だけ、早く眠れるようになるかもしれません。
それから、新たな趣味が見つかる可能性もあります。早起きによって、お弁当作り、ランニング、自転車による通勤・通学ができるようになります。今までできなかったことを経験することで、趣味が増え、より充実した人生を送れるようになるかもしれません。
このようなメリットを考えると、明日からでも早起きしたくなってきませんか。
03:簡単にそうに見えて、意外と難しい。
店長:では、早速面接の方に入らせていただきます。うちで働きたいと思った理由を教えてください。
犬:はい。僕はケーキやお菓子が大好きで・・・・・・えっと、このお店のケーキがすごく美味しそうに見えて・・・・・・それでその・・・・・・
豚:すみません、店長。犬が言いたいのは、このお店のコンセプトに共感して、天然食材や、富士山の天然水しか使わないというところに感銘を受けたということです。見た目も美しく、味も最高。それだけでなく、健康も意識している。そういった点がよいと思っているようです。
店長:では、うちではどういう仕事をしてみたいですか。
犬:そうですね・・・・・・そちらについては、まだ考えがまとまっていませんが・・・・・・あ!味見する仕事って、あったりしませんか?僕、味見には自信あります!
豚:またまたすみません、店長。犬はこう見えて、ボランティアの経験もあって、責任を持って仕事に取り組むことができる人間なんです。見ての通りユーモアも結構あって、冗談を言うのも好きなので、接客なら彼の性格にも合っているんじゃないかと思います。レジでも、清掃でも、どんな仕事でもしっかりやってくれると思います。
店長:なるほど・・・・・・ちなみに、週に何回出勤できますか。
犬:うーん、すみません、あの、デートの日程を確認してからのご連絡でもよろしいでしょうか。
豚:犬にデートする相手はいないので、いつでも出勤できるはずです。
店長:分かりました。では面接の結果は1週間以内に電話かメールでお伝えします。
第二天,汪给猪打电话。
犬:もしもし、豚先輩!先ほど店長からメールをいただきました!・・・・・・ですが、「誠に残念ですが、今回は採用を見送らせていただくこととなりました。お忙しい中、ご応募いただき、ありがとうございました。」だってさ・・・・・・
豚:うんうん、話は聞いてるよ。さっきちょうど、そこの社長さんから電話が来て、うちの経営企画部に興味ないか聞かれたところなので。
【画外音:その夜、豚が猫と夕食を楽しんでいる間、犬は悔しい気持ちを力に変え、一生懸命履歴書を書き直して、次の面接に備えていました。】
04:愛することは信じることだ。
<人生とは旅だ>
人生を送るということは、旅をするということだ。
人生には始まりと終わりがある。ゴールまでの道のりを歩むという点で、人生と旅はよく似ているのだ。私たちは生まれた日から、「人生という旅に出たのだ」と言える。最初から行き先を決め、計画通りに真っ直ぐ向かっていく者もいれば、気の向くままに歩く人もいる。
そして、人生も旅も、途中で行き先を見失い、あてもなくうろうろする可能性は十分ある。こんな時はどうすればよいだろうか。
別に何も焦らなくていい。どれも「経験」だと思ったらよいのではないかと考える。旅路には、息をのむような素晴らしい風景もあれば、どこにでもあるようなありふれた退屈な街もある。人生も全く同じ。つまり、楽しいことばかりではない、ということだ。むしろ、平凡でつまらないことのほうが多いのではないだろうか。そんな日常の中で、隠れた楽しみを見つけ出せたら、なんと幸せなことか。
だから、行き止まりだったら、少し後ろに下がればいい。回り道をしてもいい。違う道を選んでもいい。遠回りして初めて出会える人や風景もきっとあるはずだ。旅には無駄な道がないのと同じように、人生にも無駄な経験はないのだと、私はそう信じている。
05:広東は私にとって第二の故郷であります。
猫:先生からお話は伺っております。虎社長は5年ほど前から、毎年うちのスピーチコンテストをサポートしてくださっているとのことで、いつもありがとうございます。
虎:全然全然!お安い御用だよ。俺も妻もSM大学出身だから、母校に対する感情が、こう、深くてね・・・・・・実は息子もSM大学の大学院にいて、そんな意味でもご縁があるんだよね。優秀な人材を育てるために、少しでも力になれればと思って。
猫:そうでしたか!おかげさまで、毎年素晴らしいコンテストが開催できています。あの、こちら、今年度のパンフレットでございます。先週ご覧いただいたものに比べて、少々変わってまして・・・・・・「新入生向け」というところを「全学年参加可能」に変更させていただいたんですけれども、いかがでしょうか。
虎:うん、いいんじゃない?もっと多くの学生に参加してもらえるってのは、俺にとっても嬉しいことだからね。あ、そういえば、うちの「幸福奨学金」って知ってる?あれ、いつもは四年生に対して出してたけど、今年からは奨学金のほうも全学年向けに変えてみようかな。
10分後。
猫:それでは、こちらの方向で準備させていただきます。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。
虎:いえいえ、こちらこそ。あ、そうだ。猫さん、今四年生だよね?インターンはしてるの?
猫:あ、今四年生で、インターンはしてないです。先生から今年度の司会を頼まれたので、コンテストが終わってからまた考えるつもりです。同時に二つのことをやるのが苦手で・・・・・・
虎:いや、猫さんは手際よく仕事をやってくれてるし、すごく余裕があるように見えるけど。
猫:もったいないお言葉です。虎社長こそ、いつも余裕に満ち溢れているように見えます(笑)。
虎:(笑)幸福ホテルも猫さんのような優秀な人が入ってくれたら嬉しいんだけどな。
猫:そうおっしゃっていただけて恐縮です。ですが、実はテレビ局のほうに興味がありまして、そこでちょっと挑戦してみたいなと思っています。
虎:おお、いいね。それも向いてるよ。いやいや、つい話が盛り上がって、こんな時間になっちゃってすまないね。このあとご飯どう?おごるよ。
【画外音:虎は青春時代の思い出が蘇りました。青い空の下で、汗をかいてグラウンドを走っていた若い自分の姿が目に浮かびました。】
06:彼女は女優としてよりも歌手として有名だ。
<会話のコツ>
昔、私は人と会話するのが苦手でした。そこで、会話力に関する本を読んだり、話し上手な友達の会話を観察したりして、私なりに実践してみた結果、いくつかコツをつかむことができました。今日はそのコツを二つシェアしたいと思います。
まず、最も重要なのは、「会話」とは何かをしっかり理解することです。会話というのは、一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションであることを忘れてはなりません。一方的に話し続けるだけでは、決して会話とは言えませんので、ぺらぺら話すより、聞く姿勢のほうを大事にしてみてください。相手が何を言いたいのか、耳を傾けることから始めましょう。また、相手がアドバイスを求めている場合、「こうしないとだめだよ」のような、直接的すぎる言い方をやめて、「〜してみてもよさそうですね」「〜するのもいいかもしれませんね」といったような、優しい言い方をしたほうが無難かと思います。
次に、相手との共通点を見つけることも会話を進める上で大変役に立ちます。去年、10年ぶりの小学校の同窓会で、好きだった子の話や嫌いだった科目の話ですごく盛り上がりました。
以上の2点を効果的で実用的な方法としてお勧めします。要するに、相手に応じて、話を進めることがポイントです。ぜひ活用してみてください。練習していく中で、きっと上手になれるはずです。
07:東京は家賃が高いと言っても、ニューヨークほどじゃない。
猫:さすがはベルリンの楽団!日本でこのような素晴らしい演奏が楽しめるなんて、感動で胸がいっぱいです。誘っていただき、ありがとうございます。
犬:気に入っていただけてよかったです。僕も最高の演奏だったと思います。そうだ、来月ここでオペラもやるみたいです。よかったら、一緒にどうですか。
猫:オペラですか!いいですね。
犬:オペラは『オペラ座の怪人』しか見たことがないけど・・・・・・
猫:あ、『オペラ座の怪人』はミュージカルかも!・・・・・・と言っても、タイトルがタイトルだから、勘違いしても全然不思議じゃないというか・・・・・・
犬:え?!オペラとミュージカルって、違うんですか?
猫:はい、違いますよ。最も簡単に区別する方法としては、「マイク」を使うか使わないか、です。オペラではマイクを使わないけど、ミュージカルなら使う、というのが一般的です。
犬:ああ、考えてみれば、確かに!なるほど。でも、どうしてですか。
猫:歌い方が違うからなんです。オペラは「ベルカント」という歌い方を使って、歌声を遠くまで届けます。で、ミュージカルのほうは、そのベルカント以外にも、ポップスとか、いろんな歌い方を取り入れていて、しかも踊ったりもするので、マイクで声のボリュームを上げる必要があるんです。
犬:わあ!本物のオペラ、見たくなってきました。でも、その面白さ、僕なんかに分かるかな。
猫:大丈夫ですよ。確かにオペラは昔の話が多くて、現代のミュージカルより理解しにくい部分もあるかもしれないけど、見方を変えてみれば、オペラも実は昔の人々にとってのミュージカルなんだ、と言えなくもないと思います。共通の面白みがあるんじゃないですかね。
犬:そうですね。あっ!今日まで伝わっている作品なら、確かに古今東西の人々の心を動かす何かがあるはずですね。見る価値絶対ありますね。
猫:(嫣然一笑)「古今東西」!いい言葉!
【画外音:『古今東西の音楽』。これは、劇場に入る直前まで、犬が密かにトイレで読んでいた本のタイトル。犬は10ページまでしか読んでいなかったため、タイトル以外は思い出せませんでした。「せめて『オペラ』の章だけでも読んでいたらなあ・・・・・・」】
08:年を取ると、一日が短く感じられる。
<ペットの癒し>
都会ではペットを飼う人が増えている。近年の研究で、ペットを飼うことで心と体が癒されるということが明らかになった。ペットと触れ合うと、血圧や心拍数が下がり、それによって心が落ち着き、リラックス効果があると言われている。実際、ある調査では、ペットを飼っている人の95%が、ペットを飼ってからストレスが減ったと回答している。
ペットの飼育がストレス解消につながる理由はいくつか考えられる。まず、孤独を感じなくなることが挙げられる。特に、一人暮らしの人にとって、ペットが家で待っていてくれることは、寂しさから解放してくれる最高の出来事だ。長い夜もペットがいると短く感じられる。他にも、運動不足解消・精神安定の効果もある。例えば、犬なら、毎日散歩をする必要があるので、飼い主の生活習慣も自然と健康的に変わってくる。
何と言っても大都市では生活のスピードが速いせいで、特にストレスを感じやすい。そのため、このようにペットに癒しやストレス解消を求めて、心と体の健康を維持することが重視されてきているのだ。
北京市に住む大学院生の趙さんは2匹の猫を飼っており、毎日猫に餌をあげたり、遊んだりすることが一日で一番幸せな時間なのだと言う。ペットのおかげで、気持ちの良い日々を過ごしている、趙さんのような人も少なくないだろう。
Unit 2
09:上達には、日々の練習が不可欠だ。
銀行員:いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか。
犬:口座を作りたいと思ってまして・・・・・・アルバイトの給料を振り込んでもらうためのものです。
銀行員:口座開設でございますね。ありがとうございます。それではこちらにお名前、お電話番号、ご住所などをご記入ください。「5番」でお呼びいたしますので、書き終わりましたら、おかけになってお待ちください。
犬:はい。(填写完毕)猫さん、これで大丈夫ですか。
猫:問題ないと思います。あと待つだけですね。
アナウンス:5番のお客様、3番の窓口へお越しください。
銀行員:大変お待たせいたしました。それでは、ご本人様確認のため、身分証明書の提示をお願いいたします。
犬:えーっと、これだね。お願いします。
銀行員:・・・・・・確認できました。では、お届けになる印鑑をお願いいたします。
犬:え?印鑑?口座開設に印鑑が必要だなんて・・・・・・サインではだめですか。
銀行員:そうですね・・・・・・口座を開設するには印鑑が必要となります。大変申し訳ございません。(翻开小册子,进行说明。)手続きの流れは弊社HPでもご確認いただけますので、そちらもご活用ください。
走出银行后。
犬:もう一回 来るしかないですね。
猫:そうみたいですね。そんな暗い顔しないでください。
犬:いや・・・・・・何でこんな簡単なこともろくにできないんだろうって・・・・・・
猫:悔やんでも何も始まりませんよ。ここで諦めたりするのは、私の知っている犬さんじゃないです。そうだ、こんな時には自分のいいところを見つけて自分で自分を褒めまくりましょう!
犬:いいところって?例えばどんなところですか。
猫:(陷入思考)・・・・・・うーん、そうですね・・・・・・えっと・・・・・・ああ!犬さんは「転ばぬ先の杖」という意識が強いです。まだバイト先も決まってない早い段階から、引っ越しとか、口座開設とか、色々準備を始めています。
犬:うんうん!そう言われてみれば、そうですね!
【画外音:その夜、犬は昼間のことを考えれば考えるほど、恥ずかしくなって、耐えられなくなっていました。その気持ちが消えないうちに、次回手続きする時のチェックリストを作りました。】
10:私だけが逃げるわけにはいかない。
<積読>
読もうと思って買ったのに、読まないまま置いてある本が溜まってしまう状態を「積読」と言う。本屋に行くのが好きな私は、気になる本を見るとついつい買ってしまう。でも、あれほど読みたかった本なのに、家に帰ると「あとで読もう」と後回しにすることがよくある。そしてまた本屋に出かけてみては新しい本を買い・・・・・・こうしてどんどん本が溜まっていく。
部屋の中に未読の本が増えていくことが、気にならないわけがない。やはり、多少の罪悪感を感じてしまう。では、積読は悪いものなのだろうか。あながちそうとも言えない。実際、買ってから1年後に読みはじめ、人生を変える1冊となった奇跡の本もある。そう思えば、そもそも、読んだかどうかは問題ではないのだ。忙しい日々の中で、本を読みたいという気持ちを持ち続けていること自体、とても素敵なことなのだから。
とはいえ、未読の本が大きな山になるのを放っておくわけにもいかない。私は頃合いを見て、今後も読まないだろうと判断した本は、中古品販売サイトで売ることにしている。今まで出品した本は100冊を超え、購入者からは「とてもきれいな状態でした!」と高評価をもらっている。それもそうだろう、「積読」しただけで、「未読」なのだから。
11:目に見えることだけが事実とは限らない。
兎:猫さん、私、猫さんのような素敵な女性がとても羨ましいです。
猫:兎ちゃん、私がロボットであることを忘れてませんか。「素敵な女性」というより、「素敵なロボット」のほうが適切ですよ。あと、ロボットと言っても、何でもできるというわけではなくて、ある程度「理解する」ことはできますが、「感じる」ことはできません。
兎:猫さん、自分のできないことについて、不満だとか残念だとか思ったことはありませんか。
猫:あるわけないじゃないですか。「思う」こともできませんので。「はい、私もそう思います。」と言っていても、私の中のコンピューターがそう言わせているだけです。私の口から出てきた言葉は、計算の結果に過ぎません。
兎:そうかぁ。でも、そんな完璧なロボットにもなってみたいな。
猫:私から見れば、完璧なロボットより、不完全な人間のほうが絶対にいいです。不完全だから、悩みながら、悔やみながら、愛を求め、その愛が全てを包んでくれるんです。それで、間違いを繰り返しているうちに、いつの間にか成長している、そんなこともあるのでしょう。
兎:猫さんも成長の喜び、分かりますか。
猫:私は一応学習型ロボットなので、新しいデータが入ってくることで、自動的にアップデートが行われます。この意味では、成長の喜びが分かると言ってもいいのかもしれません。
兎:例えば、どのようなアップデートですか。
猫:例えば、今日兎ちゃんとの会話を通して、「羨ましい」という言葉に対する理解が深まりました。元のデータには、「羨ましい」は「人」に対する感情だとありますが、そうとも限らないみたいですね。ロボットや人間以外の動物に対しても可能だと、早速修正を行いました。
兎:やっぱり素敵です。成長があるということは、可能性があるということですよね。いつかロボットも感情が分かるようになるんじゃないかってわくわくします。
猫:はい、私もそう思います。
【画外音:「その瞬間、猫は何かを感じたかのようでした。これはロボットが人間に対して持つ羨ましい感情かもしれないと、一瞬にしてデータをアップデートしました。」と、兎の小説に書かれています。『地味な兎ちゃん』という小説は最終話を迎えようとしています。】
12:大学選びにおいて、一番重要なのは自分が何を学びたいか、だと思う。
<終身雇用は必要か>
「日本企業の特徴は?」と聞かれたら、真っ先に「終身雇用」と答えるだろう。終身雇用は、雇用されてから定年まで雇用関係が継続する制度である。制度と言っても、法的な制度ではなく、導入するかどうかは会社が自由に決めていいものである。
終身雇用の会社は、社員にとっては「家」のようなものである。重大なミスでもしない限り、リストラの心配はまずない。しかも、年齢を重ねるにつれて収入も高くなるので、安心して働くことができる。また、同僚は皆、長年にわたって共に仕事をしてきた仲間たちなので、「家族」のような信頼感があるはずだ。一致団結すれば、やる気も効率も高まり、会社にとっても大きな利益になることは間違いない。
しかしながら、終身雇用にも大きな欠点が存在する。それは、時代の変化に対して反応が遅いという点だ。今の若者は「自由」「能力」を重視するという傾向がある。一生の間、一つの会社に縛られることが怖いと思う人が増えてきている。特に、素晴らしい才能を持っていても、まだ若いからという理由だけで、年上の「家族」より低い給料しかもらえないとなれば、やる気がなくなるのも無理はない。会社側から見ても、終身雇用はコストが高すぎてなかなか持続できないものでもある。このような流れの中で、21世紀の日本においては、終身雇用の必要性について疑問を抱く会社が増えつつあるようだ。
13:頑張ったかいがありますね!
ハム:あっ、言い忘れるところだった。先週、老人ホームでボランティアをしてきたんだ!
猫:ええ?聞かせて!聞かせて!
ハム:お姉ちゃん、当ててみて!さあ、ハムは何をしたでしょう。
猫:うーん、お話相手、本の朗読、散歩、囲碁の相手・・・・・・確かハムって囲碁できなかったよね?全部はずれ?ヒント頂戴!
ハム:キーワードは、美容関係。
猫:エステ・・・・・・?違うか。え、もしかして、ネイル?
ハム:そう!すごいでしょ!で、簡単な研修もあったの!最初に手洗いとかアルコール消毒をして指を清潔にしてから、表面についてる汚れを取るっていう流れ。
猫:しっかりした手順だね。
ハム:そうそう!それが大事なの!でね、そのあとはネイルを塗って、ドライヤーで乾燥させて完成なんだけど、さらに指のマッサージをしたり、ハンドクリームを塗ってあげたりもして・・・・・・全部で20分ぐらいだったかな。
猫:複雑そうに聞こえたけど、20分で終わっちゃうのね。
ハム:そう。早苗さん、あ、その、ネイルをしてあげたおばあちゃん、はネイルをすごく気に入ってくれて、少女のような笑顔を見せてくれたの。ほんとにやりがいを感じた瞬間だった!
猫:ハムも成長したね。
ハム:私も、たとえ80歳のおばあちゃんになっても、早苗さんのように、綺麗な服を着て、ネイルをして、みんなで国際ニュースとか見ながら討論したいと思う。
猫:きっとなれるよ。その気になれば、どんなおばあちゃんにだってなれる。
ハム:お姉ちゃんは、どんなおばあちゃんになりたいと思う?
猫:うーん、前読んだ本に、すごく心に残った言葉があってね。あるお医者さんの言葉。その人が3000人ぐらいの患者さんの最期に向き合ってきて思ったのは、「人間、生きてきたように死んでいく」ということ。つまり、文句ばかり言って生きてきた人は、文句を言いながら死んでいく。人に感謝して生きてきた人は、人に感謝しながら死んでいく。ケチな人は、死ぬ時もケチ。こんな話。だから私は毎日笑って生きて、笑いながら人生の最期を迎えたいの。
【画外音:電話を切った後、猫はおばあちゃんのことを思い出しました。でこぼこ小道を早足で歩くおばあちゃんの後ろ姿を、ハムと一緒に子供の小さい歩幅で一生懸命追っていく。3人の明るい笑い声があたりに響き渡る。遠い昔の暖かい思い出だ。いつの間に、おばあちゃんよりも早く歩けるようになったのだろう。猫は突然涙が溢れそうになりました。】
14:私が返事をするのを待っているに違いない。
<京都という町>
京都は、かつて千年の都として栄えていたことから、「和」を強く感じられる観光地である。古風な街並みには、歴史のある神社やお寺を数多く見つけることができる。中でも、清水寺は世界遺産に登録されている歴史的建造物の一つであり、地元の観光客を始め、外国人観光客にも人気のスポットである。その清水寺の舞台から見える景色の美しさと言ったらない。お寺までの道には土産屋が多く並び、その周辺も賑やかな街となっている。
また京都と言えば、和菓子や漬物などのほか、宇治の抹茶も大変人気である。これは京都及び日本を代表するお茶であり、デザートにも使用されている。お土産として買って帰れば、皆に喜ばれるに違いない。
そして京都に来て、ゆっくりのんびりしたい人には鴨川を紹介したい。京都市内を南北に流れるこの川は、散歩しやすいルートになっている。鴨川は、地元の人からも愛されており、自然をたくさん感じられる。川の流れる音、鳥の鳴き声が聞こえ、歩くだけで都会の騒がしさを忘れさせてくれるのが魅力である。鴨川に沿って歩いて行くと、春には桜、秋には紅葉が見られる。さらに周りには、おしゃれなカフェも建ち並んでいる。旅の疲れを癒すのにちょうどいいかもしれない。
15:大人は子供と違って、周りの目を気にしてしまいがちだ。
豚:ここ、ネットの「お花見人気スポットランキング」のベスト10に選ばれてた名所だよ。
猫:こんなに綺麗なら、頷けます。花粉症で来られない象君の分まで、思う存分楽しみましょう。
兎:象君、花粉症だけじゃなくて、風邪気味らしいです。少し熱っぽいみたいで。
犬:それはつらそう・・・・・・あ、兎ちゃん、小説、コンテストに出したんですか。
兎:あ、はい。危うく締め切りを過ぎるところでしたが、ぎりぎりセーフで出せました。
犬:あとは結果を待つばかりですね。受賞して出版されたら飛ぶように売れると思いますよ!
兎:いえいえ、実を言うと、売れることまでは考えていません。
豚:本が出たら、すでに100冊買って、どんどん宣伝していくつもりだよ!
犬:僕、100冊まではいかなくても、10冊ぐらいは買って、友達にお勧めします!
兎:あ、ありがとう。でも、そんな、とんでもない・・・・・・そもそも、出版できる保証はどこにも・・・・・・
猫:友達に対する期待は確かに大きくなりがちだけど、プレッシャーがかかっちゃうから、もうおしまい!兎ちゃん、小説を書くときの一番の楽しみと言ったら、何ですか。
兎:うーん、私にとっては「新しい世界を作り出す」ことかな?実生活では体験できないことも、登場人物を通してなら体験できるんです。「この人だったらきっとこう思う、こうしゃべる、こう行動するだろう」って想像します。世界に対する新しい考え方や、感じ方、見方が生まれてくるときもあります。
猫:なるほど・・・・・・こうやってキャラクターに命が吹き込まれるんですね。なんて素晴らしいこと!
豚:そうか。例えば、今日このお花見の名所で、美しいラブストーリーも作れるってことだね。
兎:そうです。でも、桜の木の下のラブストーリーはありふれてるから、書くなら別の話ですかね。
犬:じゃ、僕がこの木の下でヒーローになった小説とかどうですか!
兎:そう、そう言われても・・・・・・
【画外音:その夜、兎は短編童話を書きました。「私は桜の木。私にはたくさんの子供がいる。それは花びらたちのことだ。そして、みんな「ダンサーになりたい」という夢を持っている。頭の中で、自分が踊っている姿をイメージしながら、舞い落ちる時をわくわくしながら待っている。けれども、その中に一人、妙な子がいて、なんと「お母さん、大きくなったら作家になりたい」と言い出したのだ。」という書き出しでした。】
16:この大喧嘩をきっかけに、二人は違う道を歩み始めた。
<パンダを愛する日本人>
日本ではパンダが⼤⼈気だ。1972年に来⽇し、上野動物園で初公開されたのをきっかけに⽇本中で⼈気者になった。その丸い体、⽩と黒の模様、短い⼿⾜で笹を⾷べる姿は多くの⽇本⼈を魅了している。
51年後である2023年の2⽉、皆に愛された上野動物園のシャンシャンは中国との約束に基づいて、中国へ返されることが決まった。旅⽴つ前に⼤勢の⽇本⼈がその姿を⽬に焼き付けたいと、パンダ館に集まった。観覧の最終⽇には抽選が⾏われた。観覧できるのは2600⼈だけだが、24倍の約6万2400⼈から応募があったそうだ。
その姿が⾒られた⼈がいる⼀⽅で、⾒られなかった⼈もいる。抽選にはずれていても動物園に⾜を運ぶ⼈は少なくなかった。「⾃分でも不思議なぐらい、シャンシャンが好き。」「だってシャンシャンは可愛いんだもん!」と⾔って、会えないと分かっていても、多くのファンが駆け付けた。ファンは、少しでもシャンシャンの近くにいたいという思いから、なかなかその場を離れようとしなかった。
シャンシャンは中国へ帰って、そこで⼦供を産む。専⾨家によれば、パンダは⼀般的に2⽉から5⽉にかけて繁殖期を迎えるという。主に匂いや鳴き声をもとに、理想的な相⼿を選ぶそうだ。
パンダの飼育にかけては中国が得意とするところだ。「⼤事な⼦供をお嫁に出す」気持ちを持つ⽇本の「親」たちも安⼼して⾒守ってくれているだろう。シャンシャンは中国で「親」たちが訪ねてくるのを今か今かと待っている。